DjangoにはVPSの利用がおすすめ!~レンタルサーバーの選び方

2019年7月17日

Django

最近PythonでWebアプリケーションを開発するために「Django」を利用したいと考えている人が増えています。

Djangoはブログやホームページでよく使われている共用タイプのレンタルサーバーでも使えないことはありませんが、WSGIに対応していないためCGI経由で動作させるなど環境構築に工夫が必要です。

そこでポイントになるのは「VPS」を利用することです。

この記事では、DjangoにVPSの利用が最適な理由について解説します。Djangoについてしっかり把握していないという方のために簡単な基礎知識についても補足しますので、ぜひ参考にしてください。

Python人気にあわせて利用者が増加中のDjangoとは?

「Django(ジャンゴ)」はプログラミング言語のひとつであるPythonでWebアプリケーションを開発するためのWebアプリケーションフレームワークです。

近年PythonはAIや機械学習の分野で注目されており、日経×TECHの実施した「今後スキルを磨きたいプログラミング言語」で1位を獲得するほど人気の言語となっています。

また、汎用性の高いプログラミング言語のため、AI以外にもWebアプリケーションの開発で注目されており、以下の特徴があります。

フルスタックフレームワークに対応している

DjangoはWebアプリケーションを作成する上で必要となるユーザー認証・フォームの作成・管理ページなどの基本機能を標準装備している「フルスタックフレームワーク」です。

機能ごとに最新の各モジュールを用意する必要がないため、メンテナンスしやすいことが特徴です。

セキュリティ面で充実している

DjangoではSQLインジェクションやクロスサイトリクエストフォージェリ、クリックジャッキングといった悪意のある攻撃を防ぐためのセキュリティ機能を標準でサポートしています。

そのため、セキュリティに詳しくない人でも扱いやすいです。

データベースのAdminページを自動で作成してくれる

通常Webサービスでデータベースを利用する際は、管理者がデータを入力するためのページを別途作成する必要があります。

Djangoではデータベースを作成すると自動で管理者ページが作成されます。

そのためテストデータを用いた動作確認をすぐに行うことができ、時間の短縮につながります。

レンタルサーバーとVPSはどちらがDjangoに向いている?

Djangoはレンタルサーバーでも使うことができますが、次のような理由からあまりおすすめすることができません。

共有タイプのレンタルサーバーはWSGIに対応していない

サーバー上でDjangoを動作させるためには、WSGI(Web Serer Gateway Interface)という仕組みを利用する必要があります。

ブログやホームページなどで一般的に使われている共用タイプのレンタルサーバーでは、サーバーソフトウェアとして「Apache」が使われています。

レンタルサーバーでWSGIを使うためには「mod_wsgi」というモジュールを組み込む必要がありますが、残念なことにほとんどのレンタルサーバーではWSGIに対応しておらず、mod_wsgiのインストールができません。

どうしてもDjangoを実装したい場合、CGI経由でPythonファイルを指定して実行する必要がありますが、ユーザーからのリクエストがある度に、Pythonを起動して処理をおこなうため反応速度が遅くなるというデメリットがあります。

以上の理由から共用タイプのレンタルサーバーでDjangoを使うことはおすすめできません。

北河
どうしてもレンタルサーバーで利用したいという場合は、インターネットを検索すると実装手順を紹介しているサイトもあるので参考にしてみてください

Django環境の構築にはVPSが向いている

VPS(Virtual Private Server)は仮想専用サーバーのことで、仮想的に専用サーバーと同程度の機能を利用することができるサービスのことです。

レンタルサーバーと比較して設定できる範囲も広いため自由度が高く、自分の好きなプログラミング言語の実行環境を構築することができます。また、VPSではApacheの設定ファイルである「httpd.conf」の内容を書き換えることができるため、Apacheにmod_wsgiをインストールして実行させることも可能です。

共用タイプのレンタルサーバーでは「httpd.conf」の中身を見ることはできず、当然内容を書き換えることもできないため、本格的にDjangoを使うにはVPSが適しています。

Django環境の構築に適したサーバーの条件

Django環境を構築する上で適したサーバーの条件と判断基準は以下のとおりです。

レンタルサーバーはPythonサポートの有無に気をつける

共用タイプのレンタルサーバーでは、CGI経由でPythonファイルを実行するなど、設定の難易度が高いのがネックです。

運用コストやスペック、セキュリティ、サポートについては一般的なレンタルサーバーと同じですが、そもそもPythonに対応しているレンタルサーバーがあまり多くありません。

そのため、「Pythonが利用できる環境が用意されているか?」「どのバージョンに対応しているか?」の2点をあらかじめおさえておく必要があります。

利用したいレンタルサーバーがPythonに対応しているか先ずチェックしてください。また、Pythonには「2系・3系」という2つのバージョンがあります。

バージョンによって実行速度が変わるため、どちらのバージョンに対応しているのか、両方に対応しているのか、事前に確認しておくことが大切です。

VPSはサポート体制の充実度に気をつける

VPSも共用タイプのレンタルサーバーと同様に、運用コストはどのくらいか?、Djangoを使うのに必要なスペックは用意されているのか?、サイバー攻撃から身を守る手段は用意されているか?といった点については事前におさえておきましょう。

また、VPSは自由度の高さと引き換えにサーバーに関する一定以上の知識が求められます。

何か障害などのトラブルがあった場合に適切なサポートを受けられるかどうかも知っておきたいところです。

Django環境の構築におすすめのサーバーを紹介!

Django環境の構築におすすめのサーバーをいくつかご紹介します。

Conoha VPS

ConoHa VPS

プラン詳細512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
費用
初期費用 (+税)0円
月額料金 (+税)630円810円1,750円3,420円6,670円13,010円25,370円49,480円
無料お試し期間なし
機能・性能
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア12コア24コア
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
ディスク容量20GB50GB
1ヶ月の転送量無制限
開発環境
OSCentOS / Ubuntu / Debian / FreeBSD など
保守・サポート

「ConoHa VPS」は登録者数16万人を超える、GMOインターネット株式会社が提供する人気のVPSです。

月額料金は630円から設定されており、どのプランを選んでも初期費用は無料です。

選択できるOS(CentOS・Ubunttu・Debianなど)の種類も豊富なため、初心者からビジネスユーザーまでおすすめできるVPSです。

公式サイトを確認する

北河
ConoHa VPSのさらに詳しいレビューはこちらから
ConoHa VPS

おすすめ度 90% ConoHa VPSは、お名前.com等で有名なGMOインターネット株式会社のVPS(仮想専用サーバー)です。 お名前.com レンタルサーバーなどサーバー運用に定評がある同社です ...

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さくらのVPS

さくらのVPS

プラン詳細5121G2G4G8G16G32G
費用
初期費用 (+税)1,000円1,500円2,000円4,000円8,000円16,000円32,000円
月額料金 (+税)582円 ~825円 ~1,448円 ~3,300円 ~6,600円 ~13,200円 ~25,666円 ~
無料お試し期間14日間
機能・性能
CPU仮想1コア仮想2コア仮想3コア仮想4コア仮想6コア仮想8コア仮想10コア
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
ディスク容量SSD20GB30GB50GB100GB200GB400GB800GB
HDD-100GB200GB400GB800GB1.6TB-
1ヶ月の転送量無制限
開発環境
OSCentOS 6 / Cnet OS 7 / Ubuntu 14.04など

さくらインターネット株式会社の提供する「さくらのVPS」は、月々582円から利用できるお手頃なVPSです。

好みによって選択できる豊富なOSラインアップ(CentOS・Ubuntu・Debianなど)や、豊富なSSDプラン、24時間365日専門の技術者によるサーバー監視など、特に自分でサーバーの使い方を学習したいような個人ユーザーからの人気があります。

コントロールパネルから簡単に上位プランにスケールアップすることもできるため、まず最初はリーズナブルに始めたいという人におすすめです。

公式サイトを確認する

北河
さくらのVPSのさらに詳しいレビューはこちらから
さくらのVPS

おすすめ度 100% さくらのVPSは、さくらインターネット株式会社が運営しているVPSサーバーです。 月額582円という個人でも借りやすい手頃な料金設定ながら、CentOS、Ubuntu、FreeB ...

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エックスサーバー

エックスサーバー

プラン詳細X10X20X30
費用
初期費用 (+税)3,000円
月額料金 (+税)900円 ~1,800円 ~3,600円 ~
無料お試し期間10日間
機能・性能
ディスク容量SSD RAID10200GB300GB400GB
1日の転送量70GB90GB100GB
データベースMySQL50個70個70個
マルチドメイン無制限

エックスサーバー株式会社が提供する共用タイプのレンタルサーバーが「エックスサーバー」です。

Pythonはバージョン2系・3系のどちらにも対応しているほか、サーバーソフトにNginxを採用しているため大量のアクセスがあっても処理速度が遅くなることはありません。

月額料金は900円からと低価格ながら、大容量メモリ、最新CPU、SSD搭載とそこそこハイスペックです。

本格的な運用においてはVPSに敵いませんが、レンタルサーバーで少しDjangoを試してみたいという方にはおすすめできると思います。

公式サイトを確認する

北河
エックスサーバーのさらに詳しいレビューはこちらから
エックスサーバー

おすすめ度 100% 評価: 5.0(1件のレビュー) エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社が2004年から運営している高機能、高品質なレンタルサーバーです。 月額900円からと低価格ながら、 ...

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Django環境におすすめのサーバー環境についてまとめます

最後に今回の記事について改めてまとめます。

  • Django環境の構築には「VPS」の利用が向いています
  • 共用タイプのレンタルサーバーでDjangoを使うは設定難易度が高いため、あまりおすすめできません
  • VPSを選ぶときはサポート体制の充実度に気をつけましょう
  • 共用タイプレンタルサーバーを選ぶときはPythonに対応しているか確認しましょう。

以上となります。今回の記事を参考にあなたにあったサーバーを選んでみましょう!

  • この記事を書いた人
レンタルサーバー比較×検索@北河

レンタルサーバー比較×検索@北河

レンタルサーバー比較×検索の北河です。レンタルサーバーの選び方がわからない・・・。そんな方に向けて、現役IT技術者の観点からポイントを抑えた比較術をご紹介していきます!

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