【2021年最新】Windows対応のおすすめVPSを徹底比較!

2019年8月25日

VPSは数あれどWindowsに対応したものってあまり見当たらないですよね。

Windowsには、Webアプリケーション環境の「IIS・ASP.NET Core」やユーザーを一元的に管理できる「Active Directory」、「リモートデスクトップ」などの特徴的な機能があり、これらをVPSで利用したいという要望は一定数存在します。

また、Windowsを使ったVPSは操作が簡単なため、「UnixやLinuxはコマンド操作がちょっと・・・」といった方でも扱いやすいというメリットがあります。

本記事では、そんな少しマイナーなWindows対応のVPSを徹底比較します。また、Windowsに対応したVPSの主な特徴と代表的な用途も紹介するので、あわせて確認しましょう。

Windows対応のVPS比較 2024年4月版

Windowsに対応した人気のVPSを比較できるように一覧表でまとめました。

各サーバーの内容はプランにより異なるため、一番下のプランを基準にしています。

サービス名初期費用 (+税)月額料金 (+税)無料期間ディスク容量メモリ1日の転送量OSおすすめ度
さくらのVPS for Windows Server 2,000円 ~1,000円 ~14日間30GB ~768MB ~無制限Windows Server 2019 / 2016 Datacenter Edition
100%
Winserver VPS 1,500円 ~1,550円 ~なし70GB ~1GB ~無制限Windows Server 2019 / 2016 / 2012 R2
85%
ConoHa for Windows Server 0円1,800円 ~7日間50GB1GB ~無制限Windows Server 2019 / 2016 Datacenter Edition
80%
ABLENET 仮想デスクトッププラン 0円 ~1,981円 ~10日間100GB ~1GB ~無制限Windows Server2016 / Windows Server 2012R2
70%

Windowsに対応したVPSの特徴・用途と注意点

Windowsの特徴としてまず挙げられるのは初心者でも扱いやすいことではないでしょうか?

GUIによる視覚的な操作が可能なことや参考書やマニュアルが多い点は始めてVPSに触る初心者にとって有利です。これまでWindowsに触れてきた人なら、設定や使い方で躓いた場合にも比較的用意に解決できます。

Windowsに対応したVPSの主な用途

Windowsに対応したVPSは主にサーバー機能に特化したWindows Serverシリーズを提供しています。

これらの代表的な用途を簡単に紹介しておきます。

Active Directoryによるユーザーの一元管理

Windowsの特徴のひとつに「Active Directory(アクティブディレクトリ)」があります。これはネットワーク内のPCやアカウントを一元管理できる機能で、UnixやLinuxでは利用できません。

Active Directoryは、Windows 2000 ServerからWindows Serverシリーズに搭載されており、パソコンの管理にかかる負担を大きく軽減できるのがメリットです。

IISとASP.NET Coreを使ったWebアプリの構築

企業のイントラサイトや業務管理システムでは、Windows特有の「IIS」と「ASP.NET Core」を使いたいというニーズが一定数存在します。

本格的なシステムを構築するにはWindows Serverシリーズが必要不可欠で、自前でサーバーを運用できない場合はVPSを利用します。

メモ

IIS(Internet Information Services)はMicrosoft社が提供しているWebサーバーソフトウェアです。同種のソフトウェアにはApacheやNginxなどがあります。

FX自動売買トレード「MT4」をリモートデスクトップで使う

MT4(メタトレーダー4)はMetaQuotes社が開発したFX自動取引ツールです。

このMT4をインストールできるのはWindowsのみですが、自宅のパソコンで24時間365日動作させると保守費用がかかるためVPSを利用します。

Windowsに対応したVPSは価格に注意する

Unix系やLinux系のVPSと比較して運用コストがかかる点については注意が必要です。

GMOインターネット株式会社が提供しているConoHaシリーズを例に挙げると、同じメモリ1GBのプランでも、Unix系・Linux系が月額900円から提供されているのに対して、Windows Server版のプランは月額1800円と2倍の価格が設定されています。

Windowsを利用できるおすすめVPSをピックアップ!

現在国内には、VPSを提供しているホスティングサービスが多数あります。その一方で、実はWindowsを利用できるVPSを提供しているものはさほど多くありません。

この章では、Windowsが利用できるVPSのなかからおすすめのものをいくつか比較します。料金プランやスペック、サポート体制を参考にあなたの用途に適したVPSを検討しましょう。

さくらのVPS for Windows Server

プラン詳細W768W1GW2GW4GW8GW16G
費用
初期費用 (+税)2,000円3,000円5,000円8,000円14,000円23,000円
月額料金 (+税)1,000円2,000円3,500円6,000円11,000円20,000円
無料お試し期間14日間
機能・性能
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア
メモリ768MB1GB2GB4GB8GB16GB
ディスク容量SSD30GB50GB100GB150GB300GB600GB
1ヶ月の転送量無制限
ネットワーク100Mbps (共有)
コントロールパネル
開発環境
OSWindows Server 2019 Datacenter Edition / Windows Server 2016 Datacenter Edition
保守・サポート
自動バックアップ×
電話サポート平日10:00 ~ 18:00
メールサポート24時間365日
契約途中のプラン変更×
その他・制限事項
アダルトサイト×
再販

さくらインターネット株式会社が運営するVPSのWindows Server版です。

月額1,000円からの格安料金で利用できるのが魅力で、全プランでSSDを利用でき、リモートデスクトップ SAL、Office SAL 2016にも対応しています。

また、台数無制限でローカルネットワークを構築することも可能です。

価格がリーズナブルなので個人での利用にもおすすめです。

公式サイトを確認する

Winserver VPS

プラン詳細HDD19-1GHDD19-2G HDD19-4G HDD19-8G HDD19-16G
費用
初期費用 (+税)1,000円3,000円6,500円12,000円19,000円
月額料金 (+税)1,550円 ~2,900円 ~5,050円 ~8,000円 ~15,800円 ~
無料お試し期間×
機能・性能
CPU4コア5コア6コア8コア10コア
メモリ1GB2GB4GB8GB16GB
ディスク容量70GB200GB500GB800GB1TB
1ヶ月の転送量無制限
ネットワーク未公表
コントロールパネルリモートデスクトップ
開発環境
OSWindows Server 2019 / 2016 / 2012 R2
保守・サポート
自動バックアップ×
電話サポート平日9:00〜12:00 / 13:00~17:00
メールサポート土日祝日以外
契約途中のプラン変更
その他・制限事項
再販
プラン詳細SSD19-1GSSD19-2GSSD19-4GSSD19-8G SSD19-16G
費用
初期費用 (+税)1,500円3,000円6,500円12,000円19,000円
月額料金 (+税)1,800円 ~3,200円 ~5,400円 ~9,500円 ~17,600円 ~
機能・性能
メモリ1GB2GB4GB8GB16GB
ディスク容量SSD70GB100GB200GB300GB500GB

アシストアップ株式会社が提供するWindows専門のホスティングサービスです。

HDDのプランに加えSSDのプランも用意されています。

Winserver VPSではメモリ完全保証を謳っており、サーバー1台あたりのメモリ容量を制限・調整しています。そのため、他ユーザーの影響を受けにくい快適かつ安定した環境でサービスを運用することができます。

低スペックから高スペックまで幅広いプランが提供されているため、個人・法人を問わず利用しやすいVPSです。

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ConoHa for Windows Server

プラン詳細WIN1GBWIN2GBWIN4GBWIN8GBWIN16GBWIN32GBWIN64GB
費用
初期費用 (+税)0円
月額料金 (+税)1,800円3,200円5,900円10,500円19,500円48,000円89,000円
無料お試し期間なし
機能・性能
CPU2コア3コア4コア6コア8コア12コア24コア
メモリ1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
ディスク容量SSD50GB
1ヶ月の転送量無制限
ネットワーク100Mbps (共有)
コントロールパネル
開発環境
OSWindows Server 2019 Datacenter Edition / Windows Server 2016 Datacenter Edition
保守・サポート
自動バックアップ
電話サポート平日10:00~18:00
メールサポート24時間365日
契約途中のプラン変更
その他・制限事項
アダルトサイト×
再販

お名前.comで知られるGMOインターネット株式会社が提供するVPSです。初期費用が無料で最低利用期間がないほか、電話サポート、自動バックアップにも対応しています。

支払いはクレジットカードの他、銀行決済・コンビニ払い・Amazon Pay・ペイパルなど幅広く対応しているほか、最低利用期間がないため、月の途中でも解約することができます。

公式サイトを確認する

ABLENET 仮想デスクトッププラン

プラン詳細Win1Win2Win3Win4
費用
初期費用 (+税)0円1,886円2,839円4,743円
月額料金 (+税)1,981円2,553円4,362円6,458円
無料お試し期間10日間
機能・性能
CPU2コア3コア4コア5コア
メモリ1GB2GB4GB8GB
ディスク容量100GB100GB200GB200GB
1ヶ月の転送量無制限
ネットワーク200Mbps (共有)
コントロールパネル
開発環境
OSWindows Server2016 / Windows Server 2012R2
保守・サポート
自動バックアップ×
電話サポート×
メールサポート平日9:00 ~ 17:45
契約途中のプラン変更○ ※スケールアップのみ
その他・制限事項
アダルトサイト×
再販
プラン詳細Win1Win2Win3Win4
費用
初期費用 (+税)1,800円3,700円4,900円7,800円
月額料金 (+税)1,981円2,553円4,362円6,458円
機能・性能
ディスク容量60GB120GB150GB150GB

株式会社ケイアンドケイコーポレーションが提供するホスティングサービスです。

一般的に100Mbpsの共有回線を使用するホスティングサービスが多いなか、ABLENETは200Mbpsの共有回線を提供しているため、より高速なネットワーク環境でWindowsを利用することができます。

また標準でリモートデスクトップ機能に対応しており、ノートパソコンのほかスマートフォンからも操作することができます。

ABLENETは特にMT4などのFX自動売買に興味あるユーザーから支持されています。公式でもMT4を紹介しており、FX自動売買を考えている人はABLENETを検討してみてもよいでしょう。

仮想デスクトッププランのほかにより高機能な専用サーバープランも用意されているため、より専門的な使い方をする場合はこちらもおすすめです。

公式サイトを確認する

Windows対応のVPSは特徴を抑えて上手に利用する

最後にWindowsに対応したVPSの特徴をまとめます。

  • 「IIS・ASP.NET Core」や「Active Directory」、「リモートデスクトップ」などの特徴的な機能がある
  • GUIに対応し、参考書も豊富なので初心者でも扱いやすい
  • Unix系やLinux系と比較すると運用コストがかかる
  • FX自動取引で人気がある

Windowsなら扱いやすいという理由だけでなく、まずは良い点・悪い点といった特徴をしっかり抑えて検討するようにしましょう。

  • この記事を書いた人
寄稿者:honchi9

寄稿者:honchi9

この記事はhonchi9様にご協力いただきました。

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