コスパで決める!レンタルサーバーの選び方

2017年12月18日

loufre / Pixabay

ホームページやブログ、通販サイトなどのいわゆる「Webサイト」を自前で持つには、Webサーバーと呼ばれる専用のコンピューターを使って、テキストや画像などで構成したコンテンツデータ(いわゆる記事)をインターネット上に公開する必要があります。

Webサーバーは普段家庭や仕事などで使っているパソコンとは異なり、インターネットを通して多数の端末・ユーザーと同時に通信出来るよう、耐久性の高いハードウェアと効率的に通信を処理できる専用のOSを備えています。また、通常24時間365日休むこと無く動き続けることが出来る点も特徴のひとつです。

上記のような理由から一個人がWebサーバーを用意するのは敷居が高く、サーバー管理を専門にしたいわゆるレンタルサーバー会社からサーバーを借りて利用するケースが一般的です。

この記事では、サーバーを借りる場合にかかる費用について解説すると共に、コストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーについていくつかご紹介していきたいと思います。

レンタルサーバーを借りる場合に必要なコストは?

自分で専用のハードウェアとOSを揃えてWebサーバーを運用することも不可能ではありませんが、一般的にはレンタルサーバーを借りた方がコスト面で有利です。

実際どのような場面でどれ位お金がかかるのでしょうか?レンタルサーバーを借りるために必要なコストはおおまかに3種類に分類出来ます。

初期費用

レンタルサーバーを契約する際に一度だけ支払う費用のことです。レンタルサーバーによっては、期間限定のキャンペーン等で無料になったりすることもあります。

月額費用

レンタルサーバーを維持するために月割で支払う費用のことです。大抵のレンタルサーバーでは、まとめ払いに対する割り引きが設定されているため、一ヶ月単位で払うより六ヶ月など一定期間分をまとめて払う方がお得になります。

また、レンタルサーバー本体の費用に加え、ウィルス対策や自動バックアップなどのオプションサービスを利用する場合も月額費用に加算して請求されます。

その他費用

月額費用に加えて、一時的にCPUやデータ通信量を増強したり、バックアップデータを復元したりする場合に発生する費用がその他費用に含まれます。

こちらの費用はレンタルサーバーに応じて様々なものがあるため、契約前によく確認しておくと良いでしょう。

コスパに優れたレンタルサーバーの条件は?

レンタルサーバーの利用目的によりコスパの基準は変わりますが、一般的にはハードウェア性能と月額費用のバランスがコスパの良し悪しを判断する基準になります。

例えばディスク容量や独自ドメインが無制限であっても、月額費用が数千円を超えてくるようなレンタルサーバーは個人では使いにくい、などです。

ブログや通販サイトなど、レンタルサーバーを利用する用途は複数考えられますが、個人で利用する程度であれば大体月額1,000円から2,000円程度までが性能と価格のバランスが取れた価格帯とされています。

コスパで選ぶレンタルサーバー3選

個人でレンタルサーバーを借りる場合を想定して、コストパフォーマンスの面からおすすめ出来るレンタルサーバーを3つほどご紹介します。

ロリポップ!

初期費用 (+税)月額料金 (+税)種類無料お試し期間
1,500円100円 ~共用サーバー10日間
ディスク容量1日の転送量マルチサイトデータベース
10GB ~40GB ~20個 ~0個 ~

ロリポップ!は150万人以上が利用している定番のレンタルサーバーです。

データベース不要のエコノミープランなら月額100円、データベースを1つ付けたライトプランでも月額250円という料金設定のため、初めてレンタルサーバーを借りる人や無料サーバーからレベルアップを図ろうとしている人におすすめです。

ライトプラン以上では、WordPress、EC-CUBEなどのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)にも対応しているため、十分なコンテンツ量を備えたパワーサイトの構築にも役立ちます。

エックスサーバーやmixhostなどの定番レンタルサーバーと比較すると少し貧弱ですが、個人が使う最初の1台としては十分な性能を発揮できます!

さくらのレンタルサーバー

初期費用 (+税)月額料金 (+税)種類無料お試し期間
953円 ~119円 ~共用サーバー14日間
ディスク容量1日の転送量マルチサイトデータベース
10GB ~約40GB ~20個 ~0個 ~

さくらのレンタルサーバーは月額119円からと低価格が魅力的なレンタルサーバーです。

さくらのレンタルサーバーの特徴として、一番安いライトプランでも24時間365日メールサポートと通話料無料の電話サポートを備えている点があります。

この価格帯で電話サポートを備えているサービスは珍しいため、レンタルサーバーにあまり詳しくない人はさくらのレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。

ライトプランではデータベースを利用することができないため、WordPressを使ってサイトを作成する場合は、スタンダード以上のプランを選ぶ必要があります。この場合、ロリポップ!などのライバルサービスと比べると若干割高になってしまうので注意が必要です。

エックスサーバー

初期費用 (+税)月額料金 (+税)種類無料お試し期間
3,000円900円 ~共用サーバー10日間
ディスク容量1日の転送量 マルチサイトデータベース
200GB ~70GB ~無制限50個 ~

レンタルサーバーで一番人気の定番といえばエックスサーバーです!

月額900円からプランが用意されているため、個人であっても十分手が届きます。

また、同じ価格帯のサーバーの中ではトップレベルの性能と応答速度を備えているため、ブログやアフィリエイトサイトなどの個人用途はもちろん、それを上回る小規模~中規模までの法人サイトまで幅広く対応することができます。

WordPressの簡単インストールにも対応しており、マルチドメインを活かして複数サイトをガンガン運用することができます。

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レンタルサーバー比較×検索@北河

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レンタルサーバー比較×検索の北河です。レンタルサーバーの選び方がわからない・・・。そんな方に向けて、現役IT技術者の観点からポイントを抑えた比較術をご紹介していきます!

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