Zenlogic Yシリーズ

2017年7月3日

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おすすめ度 30%

Zenlogicは、ファーストサーバ株式会社が運営している中小企業のためのクラウド型マネージドレンタルサーバーです。

一般的な共有/専用レンタルサーバーとは異なり、ユーザーごとに後から構成を変更することが可能な仮想専用サーバーを立ち上げている点が特徴的で、クラウドのメリットを持ちながら、クラウド型サーバーより手間をかけずにサーバーを利用することができます

本記事では、Zenlogicについて詳しくレビューしていきます。

※2018年7月4日追記

Zenlogic Yシリーズは2019年5月14日をもって新規の申し込み受付が終了しました。

Zenlogicのプラン詳細

Zenlogicでは予算とパフォーマンスに応じた8種類のプランが用意されています。

プラン詳細プランSプラン1プラン2プラン3プラン4プラン5プラン6プラン7
費用
初期費用 (+税)0円
月額料金 (+税)890円 ~2,970円 ~4,770円 ~6,750円 ~8,370円 ~10,350円 ~12,330円 ~20,340円 ~
無料お試し期間14日間
機能・性能
ディスク容量300GB1TB (~最大2TB)
1ヶ月の転送量無制限
データベースMySQL無制限
SQLite
phpMyAdmin
マルチドメイン無制限
メールアカウント無制限
アンチウイルス
スパムフィルタ
メーリングリスト
FTPアカウント無制限
FTPS/SFTP
WebDAV×
開発環境
対応プログラムCGI
.htaccess
PHP
Perl
Ruby×
Ruby on Rails×
Python×
SSI
簡単インストールWordPress / EC-CUBE / Movable Type
セキュリティ
HTTP over SSL/TLS共有 / 独自
WAFWeb Application Firewall
IDS不正侵入検知システム×
IPS不正侵入防止システム×
保守・サポート
自動バックアップ○ (3日分)
電話サポート平日9:00~18:00 (プラン1~7は土日祝日専用の電話番号あり)
メールサポート24時間365日受付
その他・制限事項
アダルトサイト×
再販

Zenlogicの注目ポイント

ITに詳しくなくても使える

Zenlogicは、ユーザーそれぞれに専用の仮想サーバーを割り当てており、共用型サーバーでありながらクラウドのようなの運用が出来る点が最大の特徴です。

一般的にクラウド型のサーバーを運用する場合、サーバーの構築や運用に関する専門的な知識が不可欠であり、ITに精通していない方にとっては導入に対する敷居が高いという課題がありました。

ZenlogicはOSレベルから分離した仮想専用構造を持っていながら、サーバーの管理をファーストサーバ社がすべて受け持つことで、ユーザー側の管理コストを最小にしています

サーバー構成図 / Zenlogic

これにより、ITに特化した専用の担当者や部門がない中小企業であっても安心して使用することができます。

また、一般的なクラウドサービスと同様にディスク容量はもちろんCPUやメモリを自在に拡張することが可能なため、利用負荷が上がった場合でも容易にサーバーのスペックをアップグレードすることができます。

365日無料電話、無料対面サポートあり

Zenlogicでは、プランSを除いた全プランで365日無料電話サポートが用意されています。

この価格帯のレンタルサーバーは、電話サポートが平日に限られている事が多いため、急なトラブルに素早く対処出来る点は魅力的です。

また、無料の対面サポート窓口「Zenlogic Café」も開設されており、ファストサーバ社のスタッフが隣に並んで契約に向けた検討や問題解決をサポートしてくれます。直接ファストサーバー社(大阪市中央区)まで出向く必要はありますが、他のレンタルサーバーにはない特徴のひとつといえます。

あのファストサーバ社だけど大丈夫?

知っている人は知っているかと思いますが、Zenlogicを運営するファストサーバー社は2012年6月に大規模なデータ消失事故とその復旧作業に伴う情報漏えい事故を起こしています。

データ全消失事件[編集]
2012年(平成24年)6月20日に、クラウドデータのバックアップデータも含めて、全消失する事故を起こした[2][3][4][5]。

Wikipedia ファーストサーバ より

上記事故から約3年半後の2015年2月5日に、それまで自前で保有していたサーバーを貸し出すスタイルを廃止し、Yahoo! JapanのIaaS基盤を共通プラットフォームを利用するというスタイルに方針転換しています。

Yahoo! Japanにインフラの運用を任せることで、前述したようなデータ消失事故を防ぐ対策となっており、また、これまでインフラの運用に投入していたエンジニアリソースをカスタマーサポートに割り当てることで、サービス品質の向上を図っているようです。

障害が多いのは大きなマイナスポイント

Yahoo! Japanにインフラの運用を任せてはいますが、月に数回程度の頻度でサービスが停止するレベルの接続障害が発生しており、サーバーの安定性は今ひとつのようです。

Zenlogic 障害・メンテナンス情報

共有サーバーと同じような使い勝手でクラウドを運用できるサービスとして、カゴヤのKAGOYA「マネージド クラウド for WEB」がありますが、こちらのほうが安定しています。

2018年6月19日から7月9日まで、高負荷障害によりサービスが断続的に利用できない不具合が発生しました。特に2018年7月6日(金)20時頃から7月9日(月)23時頃までの間は、外部ネットワークとの接続を遮断した緊急メンテナンスによりサービスを一切利用できない状態に陥っていました。また、これらの障害を受けて別のサービスに急遽乗り換えるなどの動きが見られました。

Zenlogicの総合評価は?

おすすめ度 30%

クラウド型サーバーを手軽に運用出来る点は、他の共有型レンタルサーバーに対して大きなメリットです。初期費用も無料で、ディスク容量も大きく、データ転送量やMySQL、マルチドメインが無制限な点はITに大きなコストをかけられない中小企業にとって嬉しいところです。

一方で障害が多い点は機会損失の観点で大きなマイナスポイントです。中小企業向けを全面に掲げていますが、月に何回もサービスが停止しているためビジネス用途で使うには少々リスクが伴います。

同価格帯であれば、定番のエックスサーバーや品質保証制度(SLA)がしっかりしているGMOクラウド iCLUSTA+も検討してみると良いでしょう。

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Zenlogic Yシリーズ
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 by 20年以上の顧客

突然利用制限が掛けられました!

問い合わせたころ「2本の請求のうちの1本が未払いだった」とのことでしたが請求書は届いていません。「送ったメール」は届いていましたが今まで20年も請求は1枚だったのでこちらはそれだと思っていました。

で、「未納請求書」が金曜日に帰宅すると届いていたので翌営業日の月曜に送金したのにその日の午後から「使用不能」に・・・なんでその請求書から猶予がゼロ日?

で、火曜日にTELしても「送った」「届いていない」の不毛な会話。

FAXで送金明細を送って手動で制限解除してもらったが、月曜午後から火曜日午後までのメールは全く消えて「無し」(サーバー受信でハネてるのでこちらには無し状態)

もう更新するつもりは全く無い!

 by ファーストサーバーからのユーザー

☆ゼロかマイナスです。


2度も障害を発生させるだけのことはあり、サポートの対応が酷いです。


対応が遅いのもそうですがそもそも担当者がころころ変わり話が通じませんし、毎回説明するのにイライラします。


また、担当者は接客を全く理解していないようで知識の無い人間にも上からです。


よほどの知識がない限り他の会社の検討をおすすめします。


サーバーのデータ容量が多すぎて引っ越しを躊躇していましたが変更の本格検討します。

 by 通りがかり

CGIやPHPを使った動的な構成にすると過負荷ですぐに動かなくなります。いろいろあったので意図的に制限しているのかもしれませんが、現時点では、実用に耐えるレベルではありません。CMSなら順位低下、ECならカゴ落ち間違いなしの状況です。(新規で新しいサーバーに入ればちがうかもしれませんが。)

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レンタルサーバー比較×検索@北河

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レンタルサーバー比較×検索の北河です。レンタルサーバーの選び方がわからない・・・。そんな方に向けて、現役IT技術者の観点からポイントを抑えた比較術をご紹介していきます!

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