レンタルサーバーを借りてウェブサイトやブログを運営するには、どのような形であれメールアドレスを最低1つは持っておく必要があります。
昨今、一度どこかにメールアドレスを登録すると途端に沢山の迷惑メールが届いたり、ウェブサイト上でメールアドレスを公開すると、あまり好ましくないようなメールが届いたりすることがよくあります。
携帯電話やスマートフォン、インターネットサービスプロバイダーが提供するメールアドレスは簡単にアドレスを変更することが難しいケースも多いため、特に支障がない限り、ウェブサイト専用のフリーメールアドレスを用意しておくことをおすすめします。
この記事では筆者がおすすめするフリーメールサービスを2つ紹介します。
Yahoo!メール
Yahoo!は古くから存在するインターネット関連企業のひとつです。Yahoo!メールは米国Yahoo!が1997年から提供しているフリーメールサービスの日本語版で、誰でも簡単・気軽にメールアドレスを取得することが出来ます。
Yahoo!メールの一番良いところは、複数のメールアドレスが簡単に作れるところです。特にアフィリエイトに関するウェブサイトやブログを運営すると複数のメールアドレスが必要となるケースが往々にしてあります。
Yahoo!メールでは、1つのメインアドレスに加えサブアドレスという形で1アカウントあたり計10個のアドレスを持つことが出来るため、アカウント開設の手間が省けます。
また、GmailやHotmailなどその他のメジャーなフリーメールサービスでは、短期間に沢山のアカウントを作ろうとすると取得制限がかかりますが、Yahoo!メールではこの制限も比較的緩やかです。
サービスに関するその他の特徴は以下の通りです。
- メールボックスの容量 10GB
- メール1通の最大サイズ 25MB
- 添付ファイルの最大数 50個
- 1つのアカウントで、サブアドレスを10個まで持てる(セーフティーアドレス)
- 携帯電話用の絵文字を送ることが出来る
Gmail
Googleが運営しているフリーメールサービスです。Androidスマートフォンを持っている人にはお馴染みかもしれません。
Gmailメールの良い点は、メールボックスの容量が大きく、フィルター機能を使ったメールの自動振り分けなど便利な機能が標準で利用できることです。
また、迷惑メールにも強く、「Google Drive」や「Googleカレンダー」と連携するなど、ビジネスにおいては他のフリーメールサービスより1歩先を行くサービスを展開しています。
Gmailでは1つのメインアドレスに加えサブアドレスという形で1アカウントあたり計5個のアドレスを持つことが出来ます。
アカウントの取得制限はYahoo!メールに比べて厳しく、短期間に連続してアカウントを取得しようとすると、携帯電話のメールアドレスを要求されてしまったりして簡単にアドレスを増やせないことがあります。
サービスに関するその他の特徴は以下の通りです。
- メールボックスの容量 15GB
- メール1通の最大サイズ 25MB
- 添付ファイル数は無制限
- Androidスマートフォンであれば標準で専用のアプリケーションが用意されている
- メールの自動振り分けに対応している
- 1つのアカウントで、サブアドレスを4個まで持てる
- 38言語に対応している
- GoogleアナリティクスやGoogleアドセンスなどアフィリエイトに必須なサービスと簡単に連携できる
ずばり、おすすめのフリーメールサービスは?
初めてフリーメールアドレスを取得する人は、アカウントを取得しやすく初心者の方でも使いやすいYahoo!メールをおすすめします。
Yahoo!メールでは簡単に新しいアカウントを作ることが出来るため、実際にメールアドレスを作ってみたけどあとから見るとアドレスがイマイチだった、といった場合でも簡単に作りなおす事が出来ます。
あまり沢山のウェブサイトを運営するつもりがなく、「Google Drive」や「Googleカレンダー」など便利な機能に興味があれば、Gmailを検討してみても良いでしょう。
当然ながらどちらのサービスも無料で利用できるため、とりあえず両方でメールアドレスを作ってみる、というスタンスでも全く問題はありません。