ConoHa WINGは、GMOインターネット株式会社が2018年9月26日にリリースした新鋭のクラウド型レンタルサーバーです。
「国内最速」を全面に押し出して謳っており、自動保存する仕組みにも標準で対応しています。
また、初期費用は全プランで無料、最低利用期間はなし、そして利用が1ヶ月に満たない場合は使った分だけ支払う時間課金制を導入しています。
性能面・コスト面で優れており、個人ユーザー・ビジネスユーザー問わずおすすめのレンタルサーバーです。
ConoHA WING 料金プランの詳細
プラン詳細 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
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費用 | ||||
初期費用 (+税) | 0円 | |||
月額料金 (+税) | 1,200円(※2円/時) | 2,400円(※4円/時) | 4,800円(※8円/時) | |
無料お試し期間 | 20日間 | |||
機能・性能 | ||||
ディスク容量 | 200GB | 300GB | 400GB | |
1ヶ月の転送量 | 2.5TB | 3.0TB | 3.5TB | |
データベース | MySQL | 60 | 80 | 100 |
SQLite | × | |||
phpMyAdmin | ○ | |||
マルチドメイン | 無制限 | |||
メール | アカウント | 無制限 | ||
アンチウイルス | ○ | |||
スパムフィルタ | ○ | |||
メーリングリスト | 無制限 | |||
FTP | アカウント | 無制限 | ||
FTPS/SFTP | ○ | |||
WebDAV | × | |||
開発環境 | ||||
対応プログラム | CGI | ○ | ||
.htaccess | ○ | |||
PHP | ○ | |||
Perl | ○ | |||
Ruby | ○ | |||
Ruby on Rails | ○ | |||
Python | ○ | |||
SSI | ○ | |||
簡単インストール | WordPress | |||
セキュリティ | ||||
HTTP over SSL/TLS | 独自 | |||
WAF | Web Application Firewall | ○ | ||
IDS | 不正侵入検知システム | × | ||
IPS | 不正侵入防止システム | × | ||
保守・サポート | ||||
自動バックアップ | ○ | |||
電話サポート | 平日:10:00~18:00 | |||
メールサポート | 平日:10:00~18:00 | |||
その他・制限事項 | ||||
アダルトサイト | × | |||
再販 | ○ |
基本プランは「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つです。
これらプランでは他ユーザーとCPU・メモリを共有するかたちとなります。
なお基本プランとは別に一定数のCPU・メモリをユーザーごとに割り当てる「リザーブドプラン」も存在します。
こちらは収容ホストの負荷が上昇した場合でも、安定したパフォーマンスで運用できるのが特徴です。
|
リザーブド1GB |
リザーブド2GB |
リザーブド4GB |
月額料金 |
1,500円(※2.5円/時) |
3,000円(※5.0円/時) |
6,000円(※10.0円/時) |
メモリ |
1GB |
2GB |
4GB |
vCPU |
2コア |
3コア |
4コア |
表に記載した項目以外の内容は基本プランと同様となります
料金は時間課金制
レンタルサーバーの料金体系は通常月額課金制が一般的ですが、ConoHa WINGでは「時間課金制」を国内ではじめて導入しています。
月額課金制の場合だと契約後すぐ解約したとしても、ひと月分の金額を支払わなくてはいけません。
一方、時間課金制なら利用した時間分の金額だけ支払えばよいので、無駄な費用を抑えることができるわけです。
ConoHa WINGは初期費用無料のため、例えばベーシックプランに申込み、5時間で解約した場合の費用は10円で済みます。
ConoHa WINGのここがすごい!
ConoHa WINGの高評価ポイントについてまとめたので見てみましょう。
表示速度が国内最速!
引用:ConoHa WING - ConoHa by GMO
作成したサイトの表示速度が他社と比較して断トツに速いのがConoHa WINGの特徴です。
特に上の画像でも説明されているように、他社と比べて約2倍の速度は驚きです。これはエックスサーバーやロリポップ・さくらレンタルサーバーといったメジャーなレンタルサーバーと比較した場合でも、ConoHa WINGの方が速いということを意味しています。
ConoHa WINGの速さの理由として、以下のシステムを採用している点が挙げられます。
SSD |
HDDと比較しソフトの起動時間を約30%短縮できる。また構造上耐衝撃に優れているのも特徴。 |
HTTP/2 |
従来のHTTPと比べ、より少ない通信量で迅速にやり取りできるのが特徴。ストリームを導入したことで、1つのコネクション内で複数のリクエスト・レスポンスを同時に処理することができる。 |
LiteSpeed LSAPI |
LiteSpeed LSAPIは、従来のFastCGIと比べ20%速くPHPアプリケーションを実行できる。 |
アクセスが集中した場合も安定した運用が可能!
ConoHa WINGはサーバーソフトウェアに、「nginx(エンジンエックス)」を採用しています。
nginxはサイトにアクセスが集中した場合でも、Apacheと比較し安定した速度で運用できるのが特徴です。
また、サーバーの月間稼働率99.999%の品質を保証する、「サービス品質保証(SLA)」を導入している点も安心できます。
さらに、CPU・メモリをユーザーごとに確保してくれる「リザーブドプラン」を選択すれば、より急激なアクセスにも耐えることができます。
時間課金制・初期費用無料!リーズナブルな料金体系が魅力!
料金は使った分だけ支払えばよい「時間課金制」が導入されており、さらに初期費用無料・最低利用期間もありません。
わかりやすくリーズナブルな料金体系が魅力です。
支払い方法はクレジットカードの他、ConoHaチャージ・ConoHaカードの3種類から指定できます。
※ConoHaチャージは事前にチャージ入金してサービスを利用する、前払いタイプの支払い方法です。一方ConoHaカードは5,000円・10,000円など決まった金額のプリペイドカードを購入し支払うかたちとなります。
万全なセキュリティ対策!
近年増加するサイバー攻撃からWebサイトを保護するため、シグネチャ型WAF(Webアプリケーションファイヤウォール)「SiteGuard」を採用しています。
引用:WAF - ConoHa by GMO
これによりWebサイトの脆弱性を狙った攻撃を防ぐのに有効です。
WAFの設定はConoHaのコントロールパネルから簡単におこなえます。
WordPressかんたん移行で引越しが楽!
ブログやWebサイトの作成において人気のあるWordPressを、すでに他社レンタルサーバーで利用している場合でも、ConoHa WINGのWordPressかんたん移行ツールを利用すればコントロールパネルから必要な項目を入力するだけでかんたんに移行できます。
なお、移行データサイズは無制限・完全無料のため、サイトデータの容量を心配する必要はありません。
ConoHa WINGで注意すべきことは?
ConoHa WiNGの注意点についても知っておきましょう。
アダルトサイトは禁止!
アダルトサイトや出会い系サイトの運用を検討している人にとっては残念ですが、ConoHa WINGでは、出会い系・わいせつ・児童ポルノ等の画像・映像・音声・文書の表示を禁止しています。
公式サイトには発見次第サービスを制限する、と記載しているため注意してください。
運営実績が少なく情報が少ない!
ConoHa WINGは大手ホスティングサービス「GMOインターネット株式会社」が提供するレンタルサーバーですが、サービス開始が2018年9月26日と新しいため、運営実績が少ないのが気になるところです。
そのため障害頻度やサーバートラブルに関しては未知数と言えます。
同様に使い方やトラブルの解決策をインターネットで検索しても、ヒットする情報は多くありません。
この点については、歴史あるエックスサーバーなど他社のレンタルサーバーが優位と言えます。
無料お試し期間はない!
ConoHa WINGのメリットは最低利用期間がないことですが、一方でデメリットは無料お試し期間がないことです。
実際サーバーを操作して満足できない場合は解約となりますが、その際料金が発生してしまいます。
とはいえ、初期費用無料・時間課金制のため金額は最小限に抑えることは可能です。
ConoHa WINGの総合評価は?
もう一度ConoHa WINGのおすすめポイントを見てみましょう。
- 初期費用無料・最低利用期間無し・時間課金制
- 国内最速のレンタルサーバー
- リザーブドプランならユーザーごとにCPU・メモリを確保できる
以上となりますが、特にコスト面・性能面で優れたレンタルサーバーと言えます。
ビジネスユーザーはもちろん、はじめてサイトを運用する人でも利用しやすいのがConoHa WINGの特徴です。
さらに詳しい情報は公式サイトから
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