GMOクラウド VPSは、GMOクラウド株式会社が運営する高性能・高品質なVPS(仮想専用サーバー)です。
月額842円からとコストパフォーマンスに優れた料金設定ながら、Linux系OSやWindows Server 2008 R2など10種類のOSをテンプレートとして選ぶことができたり、サーバー稼働率を保証するSLA(サービス品質保証制度)があったり、 多機能コントロール パネルの「Plesk」を利用することができたりと、学習用途から本格的な商用アプリケーションサイトの運営まで幅広く利用することができます。
本記事では、GMOクラウド VPSについて詳しくレビューしていきます。
GMOクラウド VPSのプラン詳細
プラン詳細 | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB | 8GB | 12GB | |
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費用 | |||||||
初期費用 (+税) | 4,000円 | ||||||
月額料金 (+税) | 780円 ~ | 1,280円 ~ | 2,380円 ~ | 4,580円 ~ | 6,580円 ~ | 10,480円 ~ | |
無料お試し期間 | 15日間 | なし | |||||
機能・性能 | |||||||
CPU | 仮想2コア | 仮想3コア | 仮想4コア | 仮想5コア | 仮想6コア | 仮想7コア | |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 6GB | 8GB | 12GB | |
ディスク容量 | 50GB | 100GB | 200GB | 400GB | 600GB | 800GB | |
1ヶ月の転送量 | 無制限 | ||||||
コントロールパネル | △ (Pleskオプション) | ||||||
開発環境 | |||||||
OS | CentOS / Debian / Ubuntu / CloudLinux (有償) / Windows Server 2008 R2 (有償) | ||||||
保守・サポート | |||||||
電話サポート | 平日10:00~18:00 (有償サポートは夜間、休日祝日も対応) | ||||||
メールサポート | 24時間365日 | ||||||
その他・制限事項 | |||||||
アダルトサイト | ○ | ||||||
再販 | ○ |
GMOクラウド VPSの注目ポイント
月額842円からで個人でも手軽に利用できる
GMOクラウド VPSは、最小構成(1GB)のプランで月額780円と個人でも手軽に利用できる料金のVPSです。 最も料金が安いプランでも1GBのメモリに2コアの仮想CPU、50GBのディスク容量と他のVPSと比較してみても十分高スペックな構成になっており、コストパフォーマンスも優れています。
また、契約した後のプラン変更にも対応しているため、ひとまず安いプランでサーバーを立ち上げてみて、あとからより上位のプランに変更していくという使い方も可能です。
root権限あり、アダルトコンテンツもOKでなんでもできる
GMOクラウド VPSでは、VPSということもありサーバー契約者にroot権限が与えられています。
root権限とはサーバー系のOSにおけるシステム管理用のアカウントに付与される特権のことで、root権限を持つ管理者はサーバーのすべての設定を自由に変更することが出来ます。
そのため、例えばApachをインストールして一般的なHTMLサーバーとして利用したり、Perl、Ruby(Ruby on Rails)、Javaなどのプログラム環境を構築してより高度なアプリケーションサービスを提供したりと、自由にサーバーを使う事ができます。
また、GMOクラウド系のサービスということで、アダルトコンテンツを掲載することも可能です。
VPSなのでセキュリティ対策は自分で行う必要がありますが、通常のレンタルサーバーでは実現できないような高度なサービスも自由に構築することができます。
サーバー稼働率99.99%で、SLA(品質保証制度)あり
GMOクラウド VPSでは稼働率99.99%を保証するSLA(品質保証制度)を規定しています。
これは、万が一サーバーがダウンするなどして稼働率が99.99%未満になった場合、対象サービスの当月分の月額利用料金10%に相当する金額を返金してもらうことが出来る制度のことです。
※SLAが対象とする障害については公式ホームページに記載があります。
対象サービス GMOクラウド VPSサービス 1契約単位 適用内容 サーバー稼働率が99.99%未満となった場合に、その事実を当社に通知したお客さまに対し、
対象サービスの当月分の月額利用料金10%に相当する金額を返金いたします。適用範囲 (1) 基盤システムに障害が発生し、これにより仮想サーバーが稼動しなかった場合
(2) 当社で管理しているネットワークに障害が発生した場合通知期限 障害復旧日から翌月の20日まで 引用: SLA(サービス品質保証制度)より - GMOクラウドのVPS
10種類から選べるOSサポート
GMOクラウド VPSでは、サーバーを簡単に構築することが出来るように10種類のOSテンプレートが用意されています。
テンプレート | 対応プラン | 月額料金 |
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CentOS 7.2 x64 | 全プラン | 無償 |
CentOS 7.1 x64 | ||
CentOS 6.2 x64 | ||
CentOS 6.0 x64 | ||
Debian 8.0 x64 | ||
Ubuntu 16.04 x64 | ||
CloudLinux 7.2 x64 | 4GBプラン/ 6GBプラン/ 8GBプラン/ 12GBプラン |
1,500円 |
CloudLinux 6.1 x64 | ||
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard x64 (日本語版) | 6GBプラン/ 8GBプラン/ 12GBプラン |
2,839円 |
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise x64 (日本語版) | 13,646円 |
また、OSテンプレートとは別に開発者「テンプレート・パッケージ」も用意されており、JAVA環境やRuby on Rails環境をサーバー引渡し前に構築しておいてもらう事ができます。
一般的にVPSでは、OSこそ1クリックでインストールできるもののパッケージのインストールは契約者自身で行う必要があります。開発者「テンプレート・パッケージ」を利用することでこれらの煩雑な作業を軽減することができます。
GMOクラウド VPSの総合評価は?
月額842円からとVPSとしては利用しやすい料金設定が魅力的です。あとからのプラン変更にも対応しているため、最初は格安プランで使いはじめて、途中で本格的なサービスに切り替えていくというスモールスタートな運用も容易でしょう。
似たような価格帯に「さくらのVPS」がありますが、SLAがある点やサポート体制が充実している点において、GMOクラウド VPSの方が有利です。最低価格では「さくらのVPS」に軍配が上がりますが、CPUやメモリのスペックを合わせるとGMOクラウド VPSの方が有利になります。
ただし、サポートしているOSの種類が少なく、一部有料なOSがある点は残念なところですが、CentOSやDebianなどよく使われるLinux系OSは無料で容易されており、大抵の場合で困ることはないでしょう。
さらに詳しい情報は公式サイトから
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